トップセールスが無意識に使っている

「交渉を有利に進める7つの心理テクニック」

― シンガポール法人が“営業を仕組み化”する理由 ―

はじめに|営業は「才能」ではなく「設計」で決まる

営業成績が安定しない最大の理由は、
スキル不足でも、商品力でもありません。

多くの場合、

「人の意思決定プロセスを理解していない」

これに尽きます。

トップセールスは、
感覚的にやっているように見えて、
実は同じ心理法則を何度も再現して使っています。

今回は、
営業コンサルタント・タツミ氏が解説した
「セールスを有利に進める心理テクニック7選」をベースに、
• なぜ効くのか
• なぜ“海外(特にシンガポール)型ビジネス”と相性がいいのか

を整理します。

① コストをかけさせる(サンクコスト効果)

人は「ここまでやったのに、やめられない」

人は、お金・時間・労力を使うほど
「ここでやめたら損だ」と感じます。

トップセールスの実践例
• オンラインではなくあえて来社
• 事前課題・ヒアリングシートを書かせる
• 質問を重ね、思考させる

👉 “売り込まなくても、相手が前のめりになる”状態を作る

② 高い要求から始める(ドア・イン・ザ・フェイス)

最初に断らせると、次が通りやすい

いきなり本命を出すより、
1. 断られる前提の大きな提案
2. その後に本命案

の方が、「譲ってくれた」という心理が働きます。

実務での使い方
• フルパッケージ → コアプラン
• 長期契約 → 短期トライアル

👉 価格交渉の主導権を握れる

③ ボトムラインを決める(交渉の最低ライン)

ルールがない営業は、必ず負ける

「いくらまで下げられるか」
「何回まで提案するか」

これを決めずに商談すると、
• 値引き地獄
• 時間浪費
• 主導権喪失

に陥ります。

トップセールスは事前に決めている
• 値引きは◯%まで
• ◯回断られたら撤退

👉 交渉力=準備力

④ お客様の言葉を“そのまま信じない”

言葉 ≠ 本音
• 「忙しい」
• 「今はタイミングじゃない」
• 「また連絡します」

これは本音ではなく、
“メリットが伝わっていないサイン”であることがほとんど。

プロの解釈

「断られた」のではなく
「価値が伝わっていない」

👉 だからこそ、
言葉の裏にある不安・懸念を探る

⑤ 共通の敵を作る(連帯感の創出)

人は「同じ敵」を持つと仲間になる

重要なのは、
敵を“人”にしないこと。

良い例
• 悪いのはあなた → ❌
• 悪いのは「仕組み・制度・環境」→ ✅

例:

「貯金できないのは〇〇様の問題ではなく、
お金の教育をしない社会構造の問題です」

👉 売り手と買い手が“同じ側”に立つ

⑥ 第三者の声を使う(ウィンザー効果)

自分で言うより、他人に言わせる

営業本人の言葉より、
• 既存顧客の声
• 同業他社の事例
• 同じ属性の成功例

の方が、圧倒的に信頼されます。

👉 シンガポール型ビジネスでは
「事例・実績・レビュー」が信用そのもの

⑦ 価格ではなく「価値」で押す

安さを押すと、欲しくなくなる

「お得」「安い」を連呼すると、
人は逆に冷めます。

なぜなら、
内発的動機(やりたい気持ち)を壊すから。

正しい押し方
• 価格 → ❌
• 未来・変化・得られる状態 → ✅

👉 人は「未来」を買う

なぜこの7つは「シンガポール法人」と相性がいいのか

シンガポールを拠点にする企業は、
• 高単価
• 無形商材
• 継続契約
• 国際顧客

が前提になります。

つまり、

「一瞬の売り込み」ではなく
「納得・信頼・長期関係」

が必要。

だからこそ、
心理学ベースの営業設計が不可欠なのです。

まとめ|営業は「感覚」から「再現性」へ

✔ 人は論理ではなく心理で動く
✔ トップセールスは無意識に同じ型を使っている
✔ 型を理解すれば、誰でも再現できる

シンガポール法人が目指すのは、

属人営業ではなく、仕組みで売れる組織

そのために必要なのは、
商品力よりも先に
「人の意思決定を理解すること」です。

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