なぜ「優秀そうな営業」ほど成果が伸び悩むのか

― シンガポール法人が重視する“売れない営業の4つの勘違い” ―

はじめに|営業成果を分けるのは「スキル」より「思い込み」

私たちは日々、
• 海外法人
• 高単価B2B
• 継続契約前提
• 意思決定者との直接商談

といった環境で営業を行っています。

このレベルの営業になると、
成果を分けるのは「話術」や「経験年数」ではありません。

成果が出ない最大の原因は、
営業スキル不足ではなく「間違った思い込み(勘違い)」です。

今回は、実際の動画・現場事例をもとに
「売れない営業が無意識にやっている4つの勘違い」
シンガポール法人の視点で整理します。

勘違い①「クロージングは先延ばししても大丈夫」

よくある思考
• 「今は押すタイミングじゃない」
• 「嫌われたくない」
• 「次回でもいいか」

なぜこれは危険か

グローバルB2Bでは、時間が経つほど:
• 社内調整が複雑化
• 他社提案が入り込む
• 意思決定者の優先順位が変わる
• “熱”が確実に冷める

「検討します」=保留ではなく、実質フェードアウト
になるケースは非常に多い。

正しいスタンス
• クロージングは押し売りではない
• 迷っている相手の意思決定を助ける行為
• 決断を“先送りさせない”ことがプロの仕事

合言葉
👉「先延ばし=実質失注」

勘違い②「本番になれば、なんとかなる」

よくある思考
• 「経験あるし大丈夫」
• 「似た案件だから準備いらない」

なぜ通用しないか

シンガポール法人の商談では、
顧客は商品より “人と組織の信頼性” を見ています。

準備不足は必ずバレます。
• 業界理解が浅い
• 競合を把握していない
• 相手企業の最新動向を知らない

結果、

「悪くないけど、検討します」

という 最も危険な着地 になります。

正しいスタンス
• トップ営業ほど毎回準備する
• 市場・顧客・競合は常に変わる
• 過去の成功パターンはすぐ陳腐化する

合言葉
👉「準備30分で信頼が取れる」

勘違い③「仲良くなれば契約が取れる」

よくある思考
• 雑談が盛り上がる
• 雰囲気が良い
• 「この人、感じいい」

落とし穴

仲良くなりすぎると:
• ビジネスの緊張感が消える
• 厳しい判断を避けられる
• 雑務や相談だけ増える
• 意思決定は別の営業に任される

「いい人」=「任せたい人」ではない。

正しい関係性
• 目指すのは友達ではない
• 信頼できるビジネスパートナー
• 適度な距離感とプロ感が必要

合言葉
👉「仲良し < プロとしての信頼」

勘違い④「営業はセンス・才能がすべて」

よくある思考
• 「あの人は才能がある」
• 「自分には向いてない」

なぜ危険か
• 才能のせいにすると改善しなくなる
• 少し売れると慢心して学ばなくなる
• 再現性がなく、組織化できない

正しい考え方
• 営業は設計できる技術
• 再現性は「思考→準備→改善」から生まれる
• 世界で通用する営業ほど“型”を持っている

合言葉
👉「才能じゃない。設計と改善」

シンガポール法人が営業に求めるもの

私たちが重視しているのは:
• 短期の数字ではなく ロングゲーム
• 一発屋ではなく 継続価値
• 個人の勘ではなく 再現可能な型
• 好かれる人ではなく 任せられる人

まとめ|売れない原因は「能力」ではない

売れない営業の多くは、
間違った前提で行動しているだけです。
• クロージングを避けない
• 準備を怠らない
• 仲良し営業を目指さない
• 才能論に逃げない

この4つの勘違いを外すだけで、
契約率は確実に変わります。

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