国際市場において、価格交渉は避けられない営業プロセスです。
特にシンガポールのように多国籍なビジネス環境では、価格に対する価値観が国や文化によって異なります。
そこで重要になるのが、心理学を活用した「プライシング戦略」です。
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課題背景
ある営業組織では、顧客からの値引き要求が常態化していました。
• 値引きに応じると利益率が下がる
• 応じなければ契約を逃す
• 結果として「価格勝負」になり、営業力が埋没
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✅ 改善アプローチ
- アンカリング効果を活用
• 最初に「高めの基準価格」を提示し、心理的基準を設定
• その後に提示する実際の価格が「お得」に見える仕組み - 価格より「価値」を強調
• 値段ではなく「得られる未来」を語る
例:「◯◯万円ではなく、10年後に◯◯の資産価値を手に入れる投資です」 - 交渉余地を“コントロール”する
• 値引きではなく「条件の変更」で対応
例:「価格は変えられませんが、保証期間を延ばします」
値引きではなく“付加価値”で交渉する - クロスカルチャー交渉術
• 中国系顧客:価格交渉そのものが信頼構築プロセス
• 欧米系顧客:数字・合理性に基づく交渉を好む
• 日本人顧客:長期的信頼と安心感で交渉を回避するケースが多い
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実例
ある商談で顧客が「もう少し安くならないか」と要求。
営業側は値引きではなく「同条件で管理費1年分をサービス」と提案。
顧客は「それなら納得」と契約に至り、利益率も維持できました。
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学び
• 価格交渉は「値下げ勝負」ではなく「心理学で価値を再定義する場」。
• アンカリング × 価値提示 × 条件交渉 で価格以上の納得感を生み出せる。
• グローバル市場では文化別の交渉スタイル理解も不可欠。
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まとめ
営業のゴールは「安く売ること」ではなく「納得して買ってもらうこと」。
ASCG INFINITE PTE. LTD. は、心理学と実例をベースにしたプライシング戦略で、国際市場での健全な利益確保を支援しています。
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