シンガポール拠点で見えた、営業・提案の共通課題
ASCG INFINITE PTE. LTD.では、日本・シンガポール双方の企業に対し、
営業設計・プレゼンテーション改善・AI活用支援を行っています。
その中で、国や業界を問わず共通して見える課題があります。
内容は悪くないのに、相手が動かない
これはスキル不足ではありません。
「プレゼンの設計思想」がズレているだけです。
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プレゼンが「発表」になった瞬間、成果は落ちる
私たちがまず定義するのは、この違いです。
• 発表:情報を一方的に伝える行為
• プレゼン:相手の思考と感情を動かす行為
多くの営業・社内説明・投資家向けピッチが、
知らず知らずのうちに「発表」になっています。
特に多いのが、
• 語尾が不自然に伸びる
• 一気に話し切ろうとする
• 相手の反応を見ていない
これは「準備不足」ではなく、設計ミスです。
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原則①:語尾を伸ばすと、信頼は下がる
ビジネスプレゼンでよく聞く言い回し。
「これから〇〇のご説明をさせていただきたいと思います」
しかし、日常会話で同じ話し方をする人はいません。
語尾を伸ばすほど、
• 距離感が生まれる
• 自信が弱く見える
• 「話しかけられていない」印象になる
プレゼンは“1人に話す会話”が基本です。
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原則②:相手は「全体」ではなく「今この1人」
オンライン・オフラインを問わず重要なのは、
大勢に話そうとしないこと
10人いれば、10人全員に向けるのではなく、
その瞬間に反応している1人に合わせて話す。
これを回していくことで、
結果的に「全体と会話している空気」が生まれます。
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原則③:「間(ま)」は沈黙ではなく、観察時間
多くの人が間を怖がります。
しかし間の本質は、
相手の理解・感情を確認する時間• うなずいているか • 表情が止まったか • 疑問の顔をしていないか
反応を見て、
• 補足する
• 言い換える
• 深掘る
これが本来のプレゼンです。
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原則④:人は「なぜ?」がないと動かない
説明が伝わらない最大の原因は、
「なぜ、そうしたのか」が語られていないこと
機能・構成・結果だけを話しても、人は納得しません。
背景・問題意識・過去との比較があると、
相手は初めて「自分ごと」として理解します。
ASCGでは、
すべてのスライドに「Why」を設計することを重視しています。
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原則⑤:ワンスライド=ワン感情
よくある「ワンスライド・ワンメッセージ」だけでは不十分です。
重要なのは、
このスライドを見終えたとき、相手にどう思ってほしいか• 信頼できそう • 面白い • 危機感がある • 明日から動けそう
情報が複数あっても構いません。
感情のゴールは1つであるべきです。
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原則⑥:全部話す人ほど、何も残らない
成果の出ないプレゼンほど、
• 全部説明し
• 全部理解させようとします
しかし人が覚えるのは、
• 数字1つ
• 強い変化1つ
• 印象的なエピソード1つ
アクセントを置く場所を決めることが、成果を分けます。
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ASCGが重視する「伝わる設計」
私たちが営業・プレゼン設計で一貫して重視しているのは、
• 切る(余白を作る)
• 間を取る(反応を見る)
• 1人に話す(会話設計)
• なぜを語る(背景)
• 相手の反応で調整する(即時最適化)
これは、
• 営業
• 投資家向けピッチ
• 社内説明
• 採用説明
• コンサル提案
すべてに共通する原理です。
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まとめ|プレゼンは才能ではなく「設計」
プレゼンが上手い人は、
話し方が上手いのではありません。
相手の頭の中をどう動かすかを、先に設計している
ASCG INFINITE PTE. LTD.では、
AI分析・営業データ・現場フィードバックを組み合わせ、
「伝わる → 動く → 成果が出る」
この流れを再現性ある形で支援しています。
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